約 5,047,583 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1335.html
山と森の台、響く神の音(前半) 結論から言えば、相変わらずであり同一ではなかった。従姉・碓氷灯だ。 人目を気にするが故の“奇行”は全く治っていないが、そもそもからして 奴は一人でハンバーガー屋に入る様な性格ではない。待ち合わせでもだ。 その細かい変化に、私・槇野晶も少々驚いている。色々と聞いてみるか。 「で、だ。引っ込み思案の田舎娘な貴様が、どういう風の吹き回しだ?」 「い、田舎などと馬鹿にせんでほしいですぞ?!……で、ええぇーと?」 「貴様は用がなければ、決して表に出んだろう?学業等、最低限以外は」 「あー……これでありますか?はは、私も偶にはハン……ギャアー!?」 「貴様正直に吐かぬとためにならんぞっ!さぁ何があった、さぁさぁ!」 躊躇無く私は、灯のコメカミに拳を当ててグリグリと捻る。梅干しだ! だが、そんな私の横暴を止めたのは六人・十二本の神姫の腕だった…… 六人だと?妙な事に気付き、私はすぐ下を見る。三人は我が“妹”達。 もう三人は“灯の妹達”……黒の堕天使を模した三姉妹の神姫だった。 「ちょーっと、晶さん!ミラ達の姉様に酷い事すると怒るわよっ!?!」 「姉様、大丈夫?……もー、相変わらず横暴なんだから姉様の従妹は!」 「む、ミラにイリンとティニアだったか……ほう、これはなかなか可憐」 「な、何よ何よッ!?褒めたって私達は姉様一筋なんだから……もうっ」 「あー……晶ちゃんは神姫の服飾やってるですしなぁ。どうですかな?」 その服装は……黒色基調の華美系と言えばいいか。だが、細かい装飾の 配色は勿論の事、服の微細なデザインやアイペイントまで違っていた。 殆ど没個性気味に統一されていた東京での邂逅とは違って、誰が見ても その違いがよく分かる。服はピンクとマリンブルーに、モスグリーン。 瞳は紅・蒼・翠。初めから順番にミラ、イリンにティニアである様だ。 「ふむ……成程。彼女らが更に貴様を変えていった、という所か?」 「そうよ!姉様にもっと色々見せて、外に行こうって言ったのよ!」 「そうしてたら、灯さんが徐々に応じてくれた……って事ですの?」 「うん。私達の個性が欲しいって願いも、こうして叶えてくれたし」 三人が、スカートの裾を摘んでたくし上げ優雅にターンをしてみせる。 以前は違いを見つけるのに手間取った仕草も、今は容易に区別が付く。 そして私は気付くのだ。彼女らのネクタイを止めている“階級章”に! 「……同一であり、しかし個性もある。綺麗になったと思うんだよ」 「ふふーん、普段の服だけじゃないんだから!あっと驚くわよっ?」 「え?えーと……あ、ひょっとして武装ですか!?新しい武装ッ!」 「そ、そう言う事ですな。ただ負けるだけというのは、嫌ですしッ」 「その執念が、貴様らを中信地域のセカンドへと押し上げた……か」 灯とその“妹”達は、ハッキリと肯いてみせる。それに応えてか、私の “妹”達もペンダントになったセカンドの“階級章”を掲げてみせる。 鎧袖一触、一触即発!少々ピリピリした空気がテーブルの上に流れる。 が、灯がそれを押し止める……断言しよう、奴は変わった。神姫でな! 「え、えと。それは明日!今日は晶ちゃん達を、楽しませるのですなっ」 「……ほう、貴様が場を仕切れるまでになるか。強ち嘘でも無さそうだ」 「明日は目に物見せてやるわよ、ロッテちゃん達!と、今日の予定っ!」 「そう言えば……今日はこの後、蕎麦フェスティバルと音文だったっけ」 「それは来月だしッ!それに音文はえーと……確かパイプオルガンよ!」 「……すまない、尚更分からんぞ。灯、順を追って説明してくれんか?」 落ちついて話を聞けば、なんて事はない。蕎麦を食い、郊外の公衆浴場で 入浴ついでに着替え、夜はパイプオルガンのあるホールでコンサートだ。 言われてみれば、旅をした私やロッテ達は勿論の事、灯やその“妹”達も 着替えや神姫用の洗浄剤を持っている。もてなす準備は万端という事か。 「というわけで、ハンバーガーの次は松本城で蕎麦を食べるのですな!」 「……だったらそもそも軽食など要らぬだろうが、何を考えているッ!」 「ギャァー!?ちょ、ブレイクブレイク!えうえうっ……ヘルプー!?」 「そうは言っても……わたし達、ハンバーガーとか食べちゃいましたの」 「……ボクはまだ入るし、アルマお姉ちゃんは全然足りなそうだけどね」 ひとしきり灯をいびってやった後、私は三姉妹の口を拭いてやる。灯の 神姫達は……当然だが……摂食行動が出来ぬので、冷却水を呑んだ口を 灯が拭いてやった。クララ達“私の”三姉妹は慣れた物で、肩に乗って じゃれてくるが、ミラ達“灯の”三姉妹は、普段と勝手が違う様だな。 「んっ……はむ。ね、姉様皆見てる……んむ……っ!」 「だ、大丈夫ですな。すぐ終わるから我慢して……ね」 「そうは言っても姉様、優しいんだもん……ねーっ?」 「ねー♪……って貴様、変な目で見ているなッ!!?」 「こら私の科白を掠め取るんじゃない、ティニアッ!」 ──────変わっていく姫達に、注目かな? 次に進む/メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/534.html
戦うことを忘れた武装神姫 その21 珍しく悩んだ数日だった。 そして、あたし自身にとっても、大きな数日となった。 ・・・事の起こりは、朝の来客だった。 「はぁ・・・時間はありますが・・・?」 久遠以外では、久しぶりのアポ無しの訪問客。 なにやら神姫絡みのハナシ だという。 大方、修理依頼かデータ解析とか、そんなモノだろう・・・と 考えていたのだが。 応接室で待っていたのは・・・ 「お忙しい中時間を割いていただき、誠にありがとうございます。」 明らかに日本人ではない、しかし顔を知っている人間・・・ 「フェレンツェ・カークランド博士?!」 「おお、どうも。私の名前をご存じでしたか。 貴女がCTa博士ですね?」 と、差し出す名刺。紛れもなく、本物のフェレンツェ・カークランド。。。 「は、博士のような御方が、なぜここへ?」 「いえいえ、そうかしこまらなくても結構です。 礼を言うのはこちらの方 なんですから。。。」 と、彼は訪問の理由を話し始めた。 ・・・知っての通り、博士は機械と人間、すなわち神姫と人間のコミュニケ ーションに於ける研究の第一人者である。 そして、彼はあたしの研究成果、 すなわち食事機能・消化変換機能や、センサー類の研究成果を相当応用して 幾多の成果を上げることとなった、というのだ。 博士の持参した論文集に は、しっかりと引用としてあたしの論文も。。。恥ずかしいやら嬉しいやら。 博士は、心ばかりではあるが、謝礼ということで、金額の記載のない小切手 を取りだした。 「お心遣いありがとうございます、博士。ですが、あたしはあくまで自分の 趣味範囲の研究として行っているだけですので。これを受け取ることは出来 ません。 どうかその旨、ご理解いただければ。」 「そうですか・・・。」 その時、あたしは少々寂しそうな目つきをしつつ小切手をしまう博士の眼の 奥に、別の光があるのを感じた。 「・・・ところで博士、あたしの所に来た目的は・・・それだけでは無い、 と思うのですか?」 あきらかに、博士は動揺した。 「いかがですか?」 たたみかけるように問いかけると、 「やはり同じ科学者、隠し事は出来ませんね。」 博士はやられたという顔をしながら静かに話し始めた。 そう、ここへ来た 本当の理由を-。 「すごいじゃないですか。 そんな大御所から直々に指名されるなんて。」 昼休み。 事の次第を、自販機前でたまたま出会ったMk-Zに話した。 博士の話したこと、それは・・・博士の研究 -すなわち、HVIFの開発- に、 あたしも参加しないか、という事だった。 所属は東杜田技研のまま、身分 の保障も含め、何一つ不満のない待遇。 施設も、資金も、桁違いの規模。 文字通り、やりたいことがやり放題。。。 Mk-Zはしきりにハナシに乗る ようすすめるが、どうも今ひとつ気が乗らない。博士は良いお返事を待って いると言い残して帰っていったが。。。 午後。仕事が始まっても、思うように作業がはかどらない。 今の自分の仕事に、不満はない。むしろ、感謝しているくらいの毎日。 だが、このまま踏みとどまって、前へ進めなくなってしまうのではないかと いう漠然とした不満もつきまとう。殻を破り、より大きな可能性のある世界 へと踏み出すべきなのだろうか。 沙羅とヴェルナにも話したが、まだ成熟 がすすんでいない2人にはピンと来ないようで、当然っちゃ当然だが、答え は・・・出なかった。 そうこうしているうちに、数日が経過。 毎日・・・というより、日に二回はフェレンツェ・カークランド博士側から 何らかの連絡があった。あたしの所で面倒を見たことがあるオーナーへも、 研究協力の依頼・・・つーかボディ供与をした、とかいう話も舞い込んだ。 ま、そいつらは顔をちらっと見ただけで、実質はMk-Zが面倒を見たんだけ ど・・・。 なんとも身近なところにも来ているんだねぇ。。。 そんなこんなで、気が迷い、仕事は進まず停滞に次ぐ停滞。・・・気づけば、 デスクの両サイドには、書類だの資料だのが、今にも崩れそうなほどに積み 上がっていた。 「マスター、いい加減して下さい! これ以上のスケジュールの遅れは技研 の他の部署へも影響が出てしまいます!!」 あたしがぼーっとしている間、ヴェルナは懸命に仕事のスケジュール管理、 調整をこなしてくれていたようだ。片や沙羅は、散らかる一方のデスクの上 を、ちっちゃい身体を目一杯使って整頓してくれて・・・いたのだが。 「も、もうダメっす、マスター! う、うわあぁあぁぁぁあっ!!!」 ついにデスク上の積載物大崩壊。沙羅、ヴェルナともに埋没してしまった。 「あっ!! ご、ごめん!!!」 慌てて2人を掘り出す。と、ヴェルナがびっとあたしを指さして言った。 「・・・こういうときこそ・・・あの方に相談すべきではないですか?」 「そうっすよ! でないと、マスターが死んじゃいますよぉ!」 確かにろくすっぽ寝ていないし、飯もまともに食っていない気がする。。。 「うむ・・・ そうするか・・・。」 あたしからハナシを切り出すのは性格上ちょっと癪だったが、仕方がない。 デスクの上で埋まった携帯電話を引っ張り出し、ダイヤルを廻す。 こんな時に一番頼りになる・・・あいつ・・・。 「・・・あぁ、久遠か? 悪い、今夜・・・いつもの所へ来てくれないか? あと・・・エルガとシンメイもいっしょに連れてきてくれ。」 その夜、T市のいつもの居酒屋。 あたしの声が相当深刻そうだった- との ことで、わざわざ仕事を途中で切り上げ、久遠は時間を作ってくれた。早速 久遠に先日のフェレンツェ・カークランド博士とのやりとりを、詳細に説明 した。同席するエルガ、シンメイも、静かに聞いている。あたしが知る限り では、こいつらほど精神面で成熟した神姫はそうそういないと思う。まぁ、 2人とも行動に関しては、久遠同様、幼いところがあるけどね。。。 一通り話し終えたところで、久遠が口を開いた。それは、あたしではなく、 エルガとシンメイに対してだった。 「・・・だってさ。 お前らならどうする? 俺たちと同じ、大きな身体が 欲しいか?」 「にゃーは欲しい! そしたらマスターと、もっとラヴーになれる?」 エルガの発言に、流石の久遠も苦笑いしている。 「なるほどね。 確かに、エルガがおっきくなったら、ラヴーになっちゃう なぁ。 お前可愛いし。」 「うにゃはぁ。。。」 顔を赤くして崩れるエルガ。その会話に嫉妬してしまうあたし。。。 「んで、シンメイはどう思う?」 久遠が尋ねると、シンメイはしばし考え・・・ 「ラヴ・・・というより、越えちゃいけない一線を越えませんか?」 相変わらずの冷静な判断。 「なるほどね・・・。 確かに、そう言う問題も出てくるねぇ。 難しい話 だなぁ。。。 奥も深いし。。。」 久遠の答えに、あたしも、エルガとシンメイも黙ってしまった。 ・・・そこなんだよね、あたしが引っかかっているのは。今はまだアングラ 的な研究だけど、それが表に出て商業化された時、果たして「今の人間」の 理性・・・いや、生き物としての倫理がどう問われるか、HVIFを与えられた 神姫がどういう立場になるか・・・と。 もっとも、フェレンツェ・カークランド博士は、そこの所をどうすべきかを 現在いっちゃん重点的にしているというので、あたしは安心しているのだが。 ビールをきゅっと飲んだ久遠が、沈黙をやぶり改めて問いかけた。 「なぁ・・・お前らは、本当におっきくなっちゃっていいのか?」 ・・・>その22へ続くっ!!>・・・ <その20 へ戻る< >その22へ進む> <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinki_ss/pages/84.html
●まとめwiki書庫 このページは、まとめwikiの名簿作成(紳士録、淑女録、名士名鑑、組織便覧など)の 集計用Excelシートを保管しておくためのページです。 ページ下のファイル一覧からダウンロードしてください。 その他、管理人が作った小物を置いておくこともあります。
https://w.atwiki.jp/2chbattlerondo/pages/243.html
ガーディアン 出現条件 「実りの大地」クリア ミッション難易度 ☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール プレーンターゲット神姫に勝利する ターゲット エリーヌコアユニット[KNI XIPHOS][騎士型]T6FK45 素体 データ Lv.170LPLv31 4924SPLv30 948 武器 コルヌx2ベックx2デファンス 防具 黒き翼ソルダッドアルミュール:胸キャバリエアルミュール:腕L/Rソルダッドアルミュール:肩L/Rソルダッドアルミュール:腰チェヴァルボッテ:腿L/Rバレト・ドゥ・エスポワール スキル ダークスラッシャーサクレクールフレシュドエクレールグランシュヴァリエ装備一種:洋風 データ 攻撃Lv.29[20] 命中Lv.28[0]防御Lv.25[130] 回避Lv.27[30]機動-----[20] 総重量 28 武器 レーヴァテインx2ソード・オブ・ガルガンテュアベックbk.GEモデルLC3レーザーライフル 防具 レイディアントリアプレート黒サキュパスホーンレイディアントアーマー黒レイディアントフットアーマー黒ヴィーゼ・STHP・スカート黒レイディアントリストガード黒 スキル 打撃ダメージアップLv1ハイパーブラストガルガンテュアロアフレシュドエクレール装備一種:レイディアント データ 攻撃Lv.29[50] 命中Lv.28[0]防御Lv.25[200] 回避Lv.27[10]機動-----[10] 総重量 39 武器 センス・オブ・ユーモアx2“シェルブレイク”パイルバンカーグラースプアイビーbk.オルフェウス 防具 スキル 打撃ダメージダウンLv1シェルブレイカーフラクシャスバインドマッハアプローチメランコリックメロディ装備一種:メカ データ 攻撃Lv.29[0] 命中Lv.28[20]防御Lv.25[80] 回避Lv.27[55]機動-----[107] 総重量 45 武器 ソード・オブ・ガルガンテュア“ピースビルダー”リボルバーx2ガトリング砲“アイゼンイーゲル” 防具 スキル ガルガンテュアロアウィンド・オブ・ディジーズ装備一種:ウェスタン データ 攻撃Lv.29[35] 命中Lv.28[35]防御Lv.25[55] 回避Lv.27[40]機動-----[15] 総重量 26 戻る 水を得し者 出現条件 「大空を駆け抜けぬ」クリア ミッション難易度 ☆☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール ディープシー(アイテムによりデザートに変化)ターゲット神姫に勝利する ターゲット エコー データ Lv.250LPLv42 4218SPLv68 1534 武器 bk.GEモデルLC3レーザーライフルSR108 スナイパーライフル 防具 スキル 射撃ダメージダウンLv1魔法ダメージダウンLv2ハイパーブラストステディプロテクションエンジェリック・スカイ データ 攻撃Lv.36[0] 命中Lv.45[0]防御Lv.18[130] 回避Lv.41[90]機動-----[61] 総重量 48 武器 bk.スキュラbk.ネプチューン・トリトンbk.ネプチューン・トリトンbk.サーペントbk.ネプチューン・プロテウス 防具 スキル 打撃ダメージダウンLv1投擲ダメージダウンLv1魔法ダメージダウンLv2ハープーンオブフューリーメイルシュトロームレイジオブオケアノス データ 攻撃Lv.36[0] 命中Lv.45[35]防御Lv.18[130] 回避Lv.41[20]機動-----[36] 総重量 43 武器 ガトリング砲“アイゼンイーゲル”FB256 1.2mm滑腔砲 防具 スキル 射撃ダメージダウンLv1ヘルファイアステディプロテクションパペチュアルスリープ砲撃体勢装備一種:ミリタリー データ 攻撃Lv.36[10] 命中Lv.45[55]防御Lv.18[90] 回避Lv.41[20]機動-----[10] 総重量 49 武器 怨徹骨髄「エンテツコツズイ」x2カロッテMP6ヴァレリーM49ショットガン(銀)ホーンスナイパーライフル 防具 スキル 投擲ダメージダウンLv1魔法ダメージダウンLv2ホーリィナイト・ミサハイパーエレクトロマグネティックランチャー斬牙滅衆ラストダンスレインディアライディング データ 攻撃Lv.36[10] 命中Lv.45[30]防御Lv.18[220] 回避Lv.41[90]機動-----[51] 総重量 50 戻る 悪魔の証明 出現条件 「島の中心部にて」クリア ミッション難易度 ☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール プレーンターゲット神姫に勝利する ターゲット ルネーヴ データ Lv.180LPLv40 4398SPLv33 720 武器 ・“ピースビルダー”リボルバー・“ピースビルダー”リボルバー 防具 スキル ・ダークスラッシャー・装備一種:ウェスタン データ 攻撃Lv.42[15] 命中Lv.22[55]防御Lv.31[15] 回避Lv.12[60]機動-----[15] 総重量 15 武器 ・ソード・オブ・ガルガンテュア・うちわ・うちわ・フライングソーサー・MSR-22 スナイパーライフル 防具 スキル ・打撃ダメージダウンLv1・投擲ダメージダウンLv1・射撃ダメージダウンLv1・ガルガンテュアロア・ファイナルジャッジメント データ 攻撃Lv.42[20] 命中Lv.22[0]防御Lv.31[50] 回避Lv.12[80]機動-----[57] 総重量 46 武器 ・フルストゥ・グフロートゥ・フルストゥ・グフロートゥ・カロッテP12・FB256 1.2mm滑腔砲・クレセントムーン 防具 スキル ・打撃ダメージダウンLv2・投擲ダメージダウンLv2・射撃ダメージダウンLv1・ムーンナイトラプソディ・ラストキッス・ステディプロテクション・砲撃体勢 データ 攻撃Lv.42[10] 命中Lv.22[50]防御Lv.31[220] 回避Lv.12[-140]機動-----[-70] 総重量 46 武器 ・朱天・炎虎甲・ウインビームガン・ツインビームガン・ツインビー&ウインビー合体攻撃 防具 スキル ・打撃ダメージアップLv2・打撃ダメージダウンLv1・投擲ダメージダウンLv2・射撃ダメージダウンLv1・スーパーねこキック・猛虎伏装・真鬼王光臨 データ 攻撃Lv.42[0] 命中Lv.22[10]防御Lv.31[40] 回避Lv.12[-100]機動-----[53] 総重量 54 戻る 静かなる丘 出現条件 「島の中心部にて」クリア ミッション難易度 ☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール ターゲット神姫に勝利する ターゲット アヤメ データ Lv.150LPLv23 3812SPLv30 1012 武器 防具 スキル データ 攻撃Lv.24[] 命中Lv.29[]防御Lv.20[] 回避Lv.24[]機動-----[] 総重量 戻る 実りの大地 出現条件 「静かなる丘」クリア ミッション難易度 ☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール ターゲット神姫に勝利する ターゲット プラム データ Lv.160LPLv20 3010SPLv30 878 武器 防具 スキル データ 攻撃Lv.40[] 命中Lv.20[]防御Lv.35[] 回避Lv.15[]機動-----[] 総重量 戻る 塔の番人 出現条件 「穢れ無き翼」クリア ミッション難易度 ☆☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール アビス→デザートターゲット神姫に勝利するスキル禁止→使用可 ターゲット データ Lv.250LPLv52 4932SPLv20 508 武器 防具 スキル データ 攻撃Lv.63[] 命中Lv.56[]防御Lv.37[] 回避Lv.22[]機動-----[] 総重量 戻る プラント建設現場 出現条件 「静かなる丘」クリア ミッション難易度 ☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール デザートターゲット神姫に勝利する ターゲット グウィネスコアユニット[BUI GRAPPRAP][建機型]CTMP04 素体 データ Lv.200LPLv68 6058SPLv21 574 武器 ・wh.GA4“チーグル”アームパーツ・大手裏剣“白詰草”・モアイ像・方天戟 防具 スキル ・打撃ダメージダウンLv2・投擲ダメージダウンLv2・射撃ダメージダウンLv1・リフトアップホールド・鉄板ガード データ 攻撃Lv.24[80] 命中Lv.23[20]防御Lv.48[320] 回避Lv.16[-200]機動-----[-80] 総重量 57 武器 ・“シェルブレイク”パイルバンカー・ブーメラン・モアイ像 防具 スキル ・打撃ダメージダウンLv1・シェルブレイカー・ステディプロテクション・ファイナルジャッジメント データ 攻撃Lv.24[20] 命中Lv.23[10]防御Lv.48[170] 回避Lv.16[40]機動-----[83] 総重量 55 武器 ・炎虎甲・フライングソーサー・湯呑み・“ハルバード”大型ミサイル 防具 スキル ・打撃ダメージダウンLv1・投擲ダメージダウンLv2・射撃ダメージダウンLv1・ヘルファイア・猛虎伏装・装備一種:メカ データ 攻撃Lv.24[0] 命中Lv.23[0]防御Lv.48[180] 回避Lv.16[-30]機動-----[26] 総重量 53 武器 ・トンファー・クレセントムーン・蛇の目傘(紅) 防具 スキル ・打撃命中アップLv1・ムーンナイトラプソディ・ステディプロテクション・収穫の季節・フライングトンファーアタック・和傘廻し・シェルプロテクション・装備一種:メカ データ 攻撃Lv.24[0] 命中Lv.23[0]防御Lv.48[240] 回避Lv.16[0]機動-----[84] 総重量 52 戻る マーメイドの岩礁 出現条件 「プラント建設現場」クリア ミッション難易度 ☆☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール アクアターゲット神姫に勝利する ターゲット スキュラ データ Lv.220LPLv42 3868SPLv75 1622 武器 ・スキュラ・ネプチューン・トリトン・サーペント・ネプチューン・プロテウス・デファンス 防具 スキル ・投擲ダメージダウンLv1・魔法ダメージダウンLv2・グランシュヴァリエ・ハープーンオブフューリー・メイルシュトローム・レイジオブオケアノス データ 攻撃Lv.26[0] 命中Lv.33[35]防御Lv.9[110] 回避Lv.35[20]機動-----[25] 総重量 40 武器 ・マジカルステッキ 防具 スキル ・投擲ダメージダウンLv1・魔法ダメージダウンLv2・ステディプロテクション・エンジェリック・スカイ・コメットコリジョン データ 攻撃Lv.26[270] 命中Lv.33[0]防御Lv.9[150] 回避Lv.35[-10]機動-----[5] 総重量 50 武器 ・ホワイトアスパラスピア・コンビクトU7 x2・ネプチューン・プロテウス・ホーンスナイパーライフル 防具 スキル ・打撃ダメージダウンLv1・魔法ダメージダウンLv2・ホーリィナイト・ミサ・ハイパーエレクトロマグネティックランチャー・パニックショット・レインディアライディング データ 攻撃Lv.26[0] 命中Lv.33[10]防御Lv.9[220] 回避Lv.35[60]機動-----[50] 総重量 40 武器 ・ダブルレイブレード・ハンマーシード・風神・クライモア・パラソルスピア 防具 スキル ・打撃ダメージアップLv1・ドラゴンクラッシャー・ナットシェルクラッシュ・装備一種:レイディアント データ 攻撃Lv.26[10] 命中Lv.33[10]防御Lv.9[165] 回避Lv.35[55]機動-----[30] 総重量 36 戻る 灼熱の罠 出現条件 「」クリア ミッション難易度 ☆☆☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール ボルケーノターゲット神姫に勝利するダウン即死 ターゲット Illegal/ガイア???????? データ Lv.240LPLv40 4018SPLv40 1252機動 260? 重装 30? 武器 ・ハンマーシード x2・銀のフォーク・銀のスプーン 防具 スキル ・美味礼賛・甘味風・美味礼賛・前菜風・ナットシェルクラッシュ データ 攻撃Lv.40[0] 命中Lv.40[0]防御Lv.40[0] 回避Lv.40[0]機動-----[0] 総重量 16 武器 ・GEモデルLC3レーザーライフル・大手裏剣“白詰草” 防具 スキル ・ハイパーブラスト データ 攻撃Lv.40[0] 命中Lv.40[0]防御Lv.40[0] 回避Lv.40[0]機動-----[0] 総重量 10 武器 ロケット砲“シュトルム・ウント・ドラング” 防具 スキル なし データ 攻撃Lv.40[0] 命中Lv.40[0]防御Lv.40[0] 回避Lv.40[0]機動-----[0] 総重量 8 武器 ・レーヴァテイン x2・クライモア 防具 スキル ドラゴンクラッシャー データ 攻撃Lv.40[0] 命中Lv.40[0]防御Lv.40[0] 回避Lv.40[0]機動-----[0] 総重量 16 戻る ラビリンス 出現条件 「」クリア ミッション難易度 ☆☆☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール ダークネスターゲット神姫に勝利する ターゲット Illegal/ドリュアス???????? データ Lv.270LPLv45 4378SPLv45 1018機動 200? 重装 40? 武器 ・銀のフォーク・カロッテMP6・エーススラッシャー 防具 スキル ・美味礼賛・甘味風・エースのフォーカード・ラストダンス データ 攻撃Lv.45[0] 命中Lv.45[0]防御Lv.45[0] 回避Lv.45[0]機動-----[0] 総重量 9 武器 ・バルムンク・ベック・クレセントムーン・デファンス 防具 スキル ・ムーンナイトラプソディ・フレシュドエクレール・グランシュヴァリエ データ 攻撃Lv.45[0] 命中Lv.45[0]防御Lv.45[0] 回避Lv.45[0]機動-----[0] 総重量 15 武器 ・クライモア・“ピースビルダー”リボルバー x2 防具 スキル ・ドラゴンクラッシャー データ 攻撃Lv.45[0] 命中Lv.45[0]防御Lv.45[0] 回避Lv.45[0]機動-----[0] 総重量 12 武器 ・トンファー・FBモデル M16A1アサルトライフル・モアイ像 防具 スキル ・敵陣突破・フライングトンファーアタック データ 攻撃Lv.45[0] 命中Lv.45[0]防御Lv.45[0] 回避Lv.45[0]機動-----[0] 総重量 16 戻る 全てを呑む渦 出現条件 「」クリア ミッション難易度 ☆☆☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール ディープシーターゲット神姫に勝利する移動禁止/渦巻きターン毎に距離が100から100刻みで広がり、400に到達後は、100刻みで100まで縮まる、を繰り返す ターゲット Illegal/ウロボロス???????? データ Lv.300LPLv50 4246SPLv50 1036 武器 ・bk.スキュラ・ソード・オブ・ガルガンテュア・bk.ネプチューン・トリトン・bk.サーペント・bk.ネプチューン・プロテウス 防具 スキル ・ガルガンテュアロア・メイルシュトローム データ 攻撃Lv.50[0] 命中Lv.50[0]防御Lv.50[0] 回避Lv.50[0]機動-----[0] 総重量 19 武器 ・バブルマシンガン・ドラゴンキャノン 防具 スキル ・ドラゴンブレス データ 攻撃Lv.50[0] 命中Lv.50[0]防御Lv.50[0] 回避Lv.50[0]機動-----[0] 総重量 9 武器 ・ホワイトアスパラスピア・サーペント・フライングソーサー・桃花扇・デファンス 防具 スキル ・桃源の舞・グランシュヴァリエ データ 攻撃Lv.50[0] 命中Lv.50[0]防御Lv.50[0] 回避Lv.50[0]機動-----[0] 総重量 17 武器 ・M4ライトセイバー x2・マジカルステッキ 防具 スキル ・ジャスティスラッシュ・コメットコリジョン データ 攻撃Lv.50[0] 命中Lv.50[0]防御Lv.50[0] 回避Lv.50[0]機動-----[0] 総重量 6 戻る 夏の夜のアブダクション 出現条件 「」クリア ミッション難易度 ☆☆☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール アステロイドベルトターゲット神姫に勝利する ターゲット Illegal/ヴァイス???????? データ Lv.330LPLv55 5050SPLv55 1024機動 200 武器 ・M4ライトセイバー・ソード・オブ・ガルガンテュア・パンチンググローブ“蒼き風の拳”・モデルPHCハンドガン・ヴズルイフ 防具 スキル ・ジャスティスラッシュ・ブルーマシンガンブロー・ガルガンテュアロア・ラビッドドッグトラップ データ 攻撃Lv.55[0] 命中Lv.55[0]防御Lv.55[0] 回避Lv.55[0]機動-----[0] 総重量 12 武器 ・スクラマサクス x2・クライモア・ガトリング砲“アイゼンイーゲル” 防具 スキル ・ドラゴンクラッシャー データ 攻撃Lv.55[0] 命中Lv.55[0]防御Lv.55[0] 回避Lv.55[0]機動-----[0] 総重量 26 武器 ・パラソルスピア・bk.ネプチューン・プロテウス・棘輪「きょくりん」・モアイ像 防具 スキル ・封輪渦斬 データ 攻撃Lv.55[0] 命中Lv.55[0]防御Lv.55[0] 回避Lv.55[0]機動-----[0] 総重量 17 武器 ・bk.GEモデルLC3レーザーライフル・ロケット砲“シュトルム・ウント・ドラング” 防具 スキル ・ハイパーブラスト データ 攻撃Lv.55[0] 命中Lv.55[0]防御Lv.55[0] 回避Lv.55[0]機動-----[0] 総重量 15 戻る 最後の守護者 出現条件 「」クリア ミッション難易度 ☆☆☆☆☆ 参加条件 総合Lv5以上 ステージクリア条件特殊ルール アビスターゲット神姫に勝利する ターゲット ミズキ試作型コアユニット[NJA MIZUKI][忍者型]GK06N1X 素体 データ Lv.330LPLv51 4450SPLv64 1570機動 200 重装 30 武器 ・忍者刀“風花”・忍刃鎌“散梅” x2・大手裏剣“白詰草”・極意之巻「飯綱」 防具 スキル ・打撃ダメージダウンLv1・秘剣・白拍子・蕾散らし・飯綱落とし・装備一種:和風 データ 攻撃Lv.43[0] 命中Lv.59[0]防御Lv.31[70] 回避Lv.82[90]機動-----[10] 総重量 20 武器 ・ウインビームガン・ツインビームガン・飛苦無“蓮華草”・極意之巻「飯綱」・ツインビー&ウインビー合体攻撃 防具 スキル ・打撃ダメージダウンLv1・ホーリーフェザー・飯綱落とし・装備一種:和風 データ 攻撃Lv.43[0] 命中Lv.59[0]防御Lv.31[70] 回避Lv.82[110]機動-----[25] 総重量 18 武器 ・天叢雲剣・極意之巻「飯綱」 防具 スキル ・打撃ダメージダウンLv1・ダークスラッシャー・飯綱落とし・装備一種:和風 データ 攻撃Lv.43[0] 命中Lv.59[0]防御Lv.31[70] 回避Lv.82[120]機動-----[25] 総重量 19 武器 ・棘輪「きょくりん」・サルンガ・天叢雲剣・極意之巻「飯綱」 防具 スキル ・打撃ダメージダウンLv1・封輪渦斬・ディーヴァの煌輝・飯綱落とし・装備一種:和風 データ 攻撃Lv.43[0] 命中Lv.59[0]防御Lv.31[70] 回避Lv.82[90]機動-----[10] 総重量 23 戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/542.html
戦うことを忘れた武装神姫 その18 ・・・その17の続き・・・ 「ぬっふっふ・・・」 装着した機械のスイッチを入れるリゼ。 キュイイィィィ・・・ サイズに似合わない、妙に迫力のある動作音がフィールドに響いた。 「あーっ! リゼ、いつの間にぃ?!」 謎の機械を搭載したリゼの姿に、エルガが声をあげた。 「なんだ、あれは。」 「あれー? にゃーさん知らないの? リゼとにゃーで作った、サブパワーユニットにゃの。 CTaねーさまに持って行かれちゃったと思っていたんだけど、予備も作ってたみたいにゃのだ。」 「あぁ、この前発売延期になった、アレの原型かぁ。」 CTaに振る久遠。 「そうそう。ま、形かえて出すつもりだけどね。 さーて、リミッター無しのプロトタイプ、どれだけの能力があるか、見せてもらおうかねぇ。」 腕組みをしながら、いつの間にかモニター席に座っているCTa。 押しのけられた久遠は、頭だけを何とかモニター席に突っ込んで観戦。。。 「ぬふふふふ・・・きてる、来てるぞ・・・! システムオールグリーン、同期完了・・・ 冷却システム作動!」 ブヒョオォォォォ・・・・ン・・・ 背中の機械が、より一層大きな作動音に変わる。向こうのモニター席に座るサイトウにさえ聞こえるほどの響き。 『・・・来るぞ。 やつはほとんどの武装を捨てたようだ。 一撃離脱型の戦闘方法になるだろう。 ポイントT2へ移動、誘い込め!』 サイトウが命じると、ストラーフは縦長の建物が両サイドに並ぶ、いかにもな地点へ移動。 「リゼ、いっきまーす!!」 相手が移動を終えると同時に、リゼも動いた。 装置を背負ったことによる重量増を微塵も感じさせない実に軽やかな足取りで駆け回り、すぐさま相手の「名無し」ストラーフを発見。 「リーダー、みーつけたっ!」 その瞬間。 『今だ! ファイア!!』 サイトウの声に反応し、名無しのストラーフはぐっと拳を握る。リゼの左右の建物が、大音響と共に崩壊。 このフィールドに仕掛けられたトラップ中、最大のもののひとつ・・・。 「う、うわあぁあぁぁぁっっ!!!」 再び埋まるリゼ・・・ ではなかった。 「・・・と埋まるとでも思ったか?」 サイトウも、そして久遠も、CTaまでもが見えないほどの速さだった。リゼは名無しのストラーフの背後に廻り、腰(正確には背中の装備一式)をがっちりと掴んでいた。そして相当の重量があろうかと思われる相手をひょいと持ち上げ、 「そぉ・・・れっ!!!」 何とそのまま、ジャーマンスープレックスを仕掛けた。 突然のことに相手は一瞬反応が遅れるも、リアアームにて何とか回避、リゼを突き放す。 ずざざざざざー!! 飛ばされたリゼは、瓦礫の上を滑走する。しかし、無傷。 「いってぇなぁ・・・ しかしその反応速度、さすがは元リーダー! って、え、えええぇぇっ?!」 起きあがろうとする前に、相手からのまるでアラレのようなグレネード弾が撃ち込まれる・・・ 『いけ! 撃ち尽くすまで打ち込め! 跡形もなく消し去るんだ!』 サイトウが狂喜のごとく叫ぶ。煙るフィールド。壮絶な光景に、ブーイングがわき上がる。 しかし、サイトウは攻撃を止めさせない。 やがて、弾が尽きたのだろうか、攻撃が一旦やんだ。 すると・・・ 「けほっ・・・ ああっ?! せっかくヌシさんに新調してもらったツインテールが、片方どっかいっちまったじゃないかっ!! こ・の・や・ろ〜!」 ユニットから相変わらずの騒音をまき散らしながら、のっそりとリゼが立ち上がり・・・撃ち込まれたミサイルのうち何発かを抱えている。 『な・・・にぃぃぃぃっ!!』 絶句するサイトウ。これほどまでのアタックを喰らっても、ほぼ全くの無傷で、しかも余裕あふれる顔付きで弾を抱えている神姫・・・ 「名無し」も、この状況をどう判断すべきか、動きが止まっていた。 「投げられたものを投げ返すのは、ウチでは慣れっこなんだよ!」 叫ぶや否や、装置で打ち出すよりも正確に、敵の「名無し」めがけてそれらを投げつける。なにも指示が出せないサイトウ、逃げまどう「名無し」・・・先までのブーイングが、今度はリゼを応援する声援へと変わっていた。 「エルガとのじゃれあいで身につけたプロレス技、シンメイとのデザートの取り合い合戦で投げつけあうフォークとサジ・・・素晴らしい切れ味だね。」 久遠がぼそり呟く。 エルガは画面を叩いて応援し、シンメイとイオは、技についてあれやこれやと討論中。。。 こりゃぁ次のリンゴ取り合い合戦は 一段と壮絶になるだろうなぁ・・・と考える久遠に、CTaが言った。 「な、言ったとおりだろ? いつも通り、それが一番強いんだって。そうだリゼ、この前話したあれ、やってみろよ。 カッコイイぞ〜。」 久遠のマイクを再び横取りし、CTaはリゼに言った。 「あー・・・、やってみるか。」 火薬類が残り少なくなり、どうするか考えていたリゼは、CTaの呼びかけに再び浮かべる悪魔の笑み。 反撃が一息ついたため油断したのだろうか、名無しのストラーフは弾切れで不要となった装備を捨てるため、一時動きを止めようとした。 そのスキを リゼは見逃さなかった。 「せぇの・・・ とりゃぁああぁぁぁっ!!」 高らかに放りあげたグレネード弾を、パワーユニットを直結し出力増強状態の右足で次々に蹴り出す。 弾は恐ろしい程正確に、名無しの背後の建物に 命中。 崩れ落ちる壁を避けようと、思わず飛び上がる名無し。 今だっ!! リゼは相手が飛び上がる瞬間 -すなわち、最も無防備な瞬間- を探っていた。 パワーユニットをフル作動させ再び猛烈な速さで名無しのストラーフに接近、 「な、何を・・・?!」 相手が考える間を与えず、装備が中途半端に外された状態で機動性が落ちている相手の両の足首をがっちりと掴んだ。 そして・・・ 「うおりゃああぁっ!」 「うっわーーー!」 名無しに、そのままジャイアントスイング。 パワーユニットをフルパワーモードにしていることもあり、半端に残っている名無しの武装はほとんどが 遠心力で飛ばされた。 リゼは数回廻したところで名無しを放り投げ、久遠特製のステアーもどき銃を取り出し狙いを定め、引き金を引いた。 パッ、パパパッ! パスパスパスッ!! 必要最小限の射撃で、残る武装のみを破壊。 名無しの本体に、一切の怪我は無し。 恐ろしいほどの精密射撃。。。 体勢を立て直し、なんとか着地した名無は背中に着けた武装を探る。しかし機能するものは- 、ひとつとして無かった。 にらみ合うリゼと名無し。 『まだだ・・・T6へ移動だ! そこで仕掛けられる!』 明らかに焦りの色が見えるサイトウが声をかけた。 名無しは一瞬、移動をする素振りを見せた・・・が。 『おい、なぜ移動しない!』 「Mr.サイトウ、それは無駄なことです。 今までの相手側の動きを見て、まだ気づかないのですか?」 その声に・・・、リゼも驚きの表情になった。 「もしあなたが、本当に神姫の戦いというものを理解しているのであれば、明らかにあちらが優位であることが解るはずです。」 そう言う名無しの足は、わずかに震えている。自らの意志で、プロテクトが一部解除されたのだろうか。 『だから何だというのだ? ならば、武装で補え。罠で差を埋めろ!』 「そうですか。でしたら、あなたの言うことが本当に正しいのか、今ここで確認してはいかがですか? リゼ・・・さん、いきますよっ!」 言うが否や、名無しは再び建物の密集した地点へ移動、壁に埋め込むように隠していたランチャーを2基取り出し、さらにリゼを挑発する。 『なぁ、ヌシさん。 ちょっとだけ昔を思い出してもいいか?』 ぼそりと呟くようなリゼの通信が入った。 久遠が覗き込んだモニターの中のリゼは、今までにないほどに穏やかな、かつ自身に満ちた顔だった。リゼ の言葉の意味するところを酌み取った久遠は、 「あぁ、いいぞ。 但し、無理は禁物ね。」 と答えた。 と、さらに小声で久遠にだけ聞こえるレベルで訊いてきた。 『 -昔のあたしを見ても、嫌いにならないか?』 「昔も今も、リゼはリゼ。 大好きだよ。」 即答する久遠。 『・・・ありがとう。 やっぱヌシさんは最高の神姫使いだよ。』 リゼは再びパワーユニットを全開にすると、名無しが待つポイントへ駆けていった。 -カッコイイ神姫になるために。 ・・・>続くっ!!>・・・ <その17 へ戻る< >その19 へ進む> <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/96.html
メインキャラ 藤堂 亮輔(トウドウ リョウスケ) リンのマスターであり、武装神姫関連の下請け会社(意外と業績は良い)に勤務している。 最近やっと生活に余裕が出てきた。 最初は神姫に興味が無かったが友人をはじめ、周りの人間がほとんど神姫を所有していたので、「流行に遅れるわけにはいかない」と再販日に人ごみに突撃して「リン」を購入。 小さい頃からロボットが好きでプラモデルやキットを弄ったりしてたので意外と手先は器用。 友人には特殊なスキルを持った人間が多く、その人脈を使って試作パーツのモニターをさせてもらったり、職人芸のパーツを卸売り価格で譲ってもらったりと意外と神姫に関して都合の良い環境にいるらしい。 バトルに際してはリンやティアが常に100%の能力を発揮できるように、大会前日はパーツのメンテナンスに一晩かけるほど。 そういった面ではかなり几帳面らしい。 リン(悪魔型 ストラーフ) 亮輔の買った初めての神姫であり、良きパートナー。 亮輔に尋常で無い想いを寄せているがそれを隠して普段は生活している。 普段は礼儀正しい中、たまに亮輔に甘えたりと公私の分別はわきまえている様子。 なおマスターである亮輔を侮辱するヤツは絶対に許さない。 多重登録防止のため「リン」で登録できなかたっため、バトルサービスでの登録名は「燐」。 バトルスタイルはレッグパーツの脚力を生かした変幻自在の動きとエアリエル技。 基本的に接近戦仕様の武器しか扱わない。というか射撃武器は基本パイソン357マグナム2丁のみ。 エアリエル技には「烈空」、「隼」とった漢字の名称が与えられている。 戦闘において敵をだましたりといった行為が全く無く、正々堂々とした戦いぶり故か、いつのまにか「黒衣の戦乙女」といった二つ名をもって(もらって)いる。 ちなみにカワイイ物好きであり、ポ○モンやぬいぐるみ等を好む。 ティア (天使型 アーンヴァル) リンより半年遅れて亮輔の家族になった神姫。 彼女は以前ルクレツィアという名でサードリーグ中のトップランカーの神姫として名をはせた。 がマスターの違法行為により改造され、プログラムで思考さえも変化させられていた模様。 リンに倒された後は元のおしとやか?(典型的なお嬢様的思考、言動)な性格に戻る。 彼女の元マスターが捕まる際に彼の意志で亮輔に託される。 なおプリセットの都合上亮輔を「ご主人様」と呼ぶ。 多少のレズっ気があるらしく、リンを「お姉さま」と呼び慕うほどである。 また戦闘において好んで扱う武器が鞭やら鎖やらと、外見とのギャップが激しい。 篠崎 茉莉 (シノサキ マツリ) 亮輔の幼なじみであり、幼少時の関係から勝手に親同士が決めた亮輔の許婚である。 年は五つも離れているのだが、小さい頃は近くの家には同年代の子がいなくていつも亮輔が遊び相手だった。 その結果いつのまにか亮輔よりロボットなどに詳しくなっていて、神姫を買う最後の一押しをしたのは彼女。 小さいころは亮輔をお兄ちゃんと呼んで慕っていた。 小学時代に1度重い病気になり(亮輔は妹のようにかわいがっていたからほぼ毎日見舞いに通った、これが婚約の原因だと思われる)その結果一年遅れで進学した。 なので今は19歳で大学一年生。 サブキャラ 倉本 本名不明。亮輔の友人であり同僚。 根っからのオタクであり、神姫からアニメ、果ては企業のまだ発表していない情報までなんでも知っている。 正にオタクといった見た目に対して性格はさっぱり系で、初対面でそのギャップに驚く人が多い。 ちなみに人の好みに合ったものをほぼ確実に選ぶことの出来る「買い物の天才」である。 レオナのマスター イベントで急遽開催された新人戦の選手。 亮輔を勝手にライバル視しているが戦績は芳しく無い模様…… レオナ リンの初陣の相手、犬型のハウリンタイプの神姫。 おとり作戦で燐を追い詰めるが、亮輔を侮辱したことで怒った燐に倒される。 マスターの戦略に忠実すぎるためか、予想外の事態にめっぽう弱い。 ルクレツィアのマスター サードリーグにおいてのトップランカーであり、常に勝ちを求めた。 ランク的にはセカンドに挑戦できるレベルだが、相手を叩き潰すのが好きなようでサードリーグに常駐し、ルクレツィアにさまざまな改造を施していた。 そしてついに違法パーツにまで手を出して、亮輔との対戦後逮捕される。 ルクレツィア ティアの以前の名称。強化アームユニットと違法内部フレームによって己の3倍はある刀身の斬艦刀を振り回すダイナミックな戦いをしていた。 バックパックには対艦刀が多数マウントされており、内部の隠し腕でそれを展開した姿は某グ○ーバス将軍の様だった。
https://w.atwiki.jp/friendlyforest/pages/45.html
武装神姫公式ページ 「武装神姫BATTLE RONDO」スレ まとめwiki 武装神姫オンライン サービス終了 2011年8月31日 13 00をもって 武装神姫バトルロンド・ジオラマスタジオが終了することが 公式に告知されました。終了までの日程は以下のとおり ・5月31日 13 00 プレミアム期間中のプレミアムチケット購入を停止 ・6月30日 13 00 神姫ポイント販売終了 ・7月31日 13 00 プレミアムチケットの販売終了 ・8月31日 13 00 サービス終了 http //www.shinki-net.konami.jp/if_completion.html
https://w.atwiki.jp/busou_bm/pages/88.html
敵神姫装備 敵神姫装備(公式シングル) 敵神姫装備(公式タッグ) 敵神姫装備(公式DLC追加) Fバトル予選他 対応イベント マスター 神姫 ヴァルハラ アーンヴァルMk2 永山早苗 リッキィ LC3レーザーライフル+SKエレキギター+FNM4ライトセイバー+ms頭甲・咆皇+GC胸甲・心守+GC手甲・拳狼+腕甲・万武+GC脚甲・狗駆+GCKT36D1ドッグテイル+GC フブキ 吾妻拓海 綺羅燐 LC3レーザーライフル+SKカッツバルゲル+SKジークリンデ+msヘッドセンサーユニコーン+GCFL016チェストガード+GCFL016Lガントレット+GCLGコレオプテール+GCロントラシューズパーツ+GCRU・コーリペタラス+GCディコ・シールド+GCLSHアームレット+GC アルトレーネ 藤島哲次 ニキータ Zel ガトリングキャノン+SKP・A・R ショットガン+CRモデルPHCヴズルイフ+SKサーリットカウル+GCOSA111 Cカナード+GCMU"バンチョーmk3"+GCOSA111 RSフレーム+GCヂェリカン Nitro+GC アルトアイネス 小山田愛佳 ロッテンマイヤー エレキギター+FNZel L・R/Sライフル+SKOS-36 AカービンEx+SKサークレットカウル+GCOSY010 Clクーラー+GCOSY010 Aガード+GCMU"ジェリーmk2"+GC2mmSRCEXPLOD+GC ストラーフMk2 波多野奨 イーヴィル ジレーザ・ロケットハンマー+msフルストゥ・クレイン+SKモデルPHCヴズルイフ+SKアングルブレード+GCFL013胸部アーマー+GCGA2サバーカレッグパーツ+GCGA4チーグルアームパーツ+GCFL013ガードシールド+GC01スパイクアーマー+GC マオチャオ 霧崎メルヒオット スィーフ ミストルテイン+SKOS-35 AライフルEx+SKZel L・R/Sライフル+SKフレイアヘルメ+GCヴァイスブレスト+GCヴァイスカフス+GCヴァイスグリーブ+GCニーベルング+GCヴァイスシュルター+GCヴァイスチョーカー+GC ハウリン 長富小庵斉 カーティン ブラオシュテルンP・A・R ショットガン+MTOS-36 AカービンEx+SK面隠し"闇狐"+GC忍装束"紫苑"+GC忍篭手"紫式部"+GC忍草摺"紫蘭"+GC忍脚絆"紫鳳"+GCコンしっぽ+GC忍大袖"紫木蓮"+GC忍襟布"陽炎"+GC アーク 神田ヒロシ シノブ ビームジッテシュラム・RGランチャー+SKZel L・R/Sライフル+SKコンみみ+GC忍装束"紫苑"+GC忍籠手"紫式部"+GC忍草摺"紫蘭"+GC忍脚絆"紫鳳"+GCコンしっぽ+GC忍大袖"紫木蓮"+GC忍襟布"陽炎"+GC 貫目百男 ニーヴァ エアロヴァジュラ+msアルヴォPDW9+SKモーニングスター+msセンサーブレード+GCFL017スペクトルガード+GC"カローヴァ"レッグパーツヴイードラシューズパーツ+GCFL017リア+グリーヴァ+GC 薄井陰蔵 クロ ビームジッテOS-35 AライフルEx+SKM49ショットガン黒+MT鉄耳装争上衣+GC烈拳甲+衛袖+GC天舞靴+GCKT36C1キャットテイル+GC 蛇島恒夫 エント ジークリンデ+msカッツバルゲル+SKシュラム・RGランチャー+SKエルダヘルメ/O+GCシュバルツブレスト+GCシュバルツカフス+GCシュバルツグリーブ+GCノインテーター+GCシュバルツシュルター+GCクロイツクロス+GC イーダ 宅内軍司 キャノ ダブルブレード鋼+msOS-36 AカービンM49ショットガン銀+SKZel Gメット+ゴーグル+GCZel Cプロテクター+GCZel リストプロテクター+GCZel サイプロテクター+GCZel HSフットユニット+GCZel F.A Mユニット+GCZel ドラムマガジン+GC 金剛拳司 レアン LS7レーザーソードモデルPHCヴズルイフ+SKM4ライトセイバー+msヘッドセンサーユニコーン+GCFL016チェストガード+GCFL016Lガントレット+GCLGパピオン+GCロントラシューズパーツ+GCRU・シンペタラス+GCディコ・シールド+GCLSHアームレット+GC ゼルノグラード 鏡ウグイス パル アトミック・ジャベリンアトミック・ジャベリン+SKGEモデルRG8レールガン+SKフレイアヘルメ+GCヴァイスブレスト+GCヴァイスカフス+GCヴァイスグリーブ+GCニーベルング+GCヴァイスチョーカーヴァイスシュルター 丸ノ内角男 スィン モーニングスター+msアルヴォPDW9+SKブラオシュテルンサークレットカウルOSY010 ClクーラーOSY010 Aガード+GCMU"ジェリーmk2"+GCOSYアームガード+GC
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/857.html
戦うことを忘れた武装神姫・各種設定-2 ちっちゃいもの研の中の人たち。 登場人物 ちっちゃい物研とは 主要技術解説 登場人物 Dr.CTa(木野羽さんご) ちっちゃい物研(下記参照)の研究員 沙羅・ヴェルナのマスター、久遠とは大学の同期(腐れ縁) メカを大事にしない者は大嫌い 愛車は1400ccの国産大型4気筒バイク、ヨツワは無し 沙羅(Sala)(紅緒・改) 好き:青空、白桃缶詰 嫌い:雨(過去の記憶) 属性:熱血 ヴェルナ(velna)(サイフォス・改) 好き:こたつ、みかん 嫌い:孤独(過去の記憶) 属性:頭脳派 アルテミス(Artemis)(ゼルノグラード) 好き:お絵かき(同人誌描き)・模型組み立て(フィギュア) 嫌い:締切を破ること・美しくない造形 属性:腐女子 Mk-Z(水間崎(みまさき)) ちっちゃい物研(下記参照)の研究員 マーヤのマスター(おにいさま) CTaの一番弟子・久遠の高校の後輩 容赦なくCTaに偽名を付与された、お人好し メカを大事にしない者は逝ってよし マーヤ(Maaya)(ツガル) 好き:おにーさま(Mk-Z) 嫌い:納豆(ネバネバするもの) 属性:超絶妹 リーヤ(Lilja)(ジルダリア) 好き:酒 嫌い:乾燥 属性:イケイケ サーヤ(Sarya)(ジュビジー) 好き:マーヤ 嫌い:暑さ 属性:妄想暴走系 係長(Subsection Chief) ちっちゃい物研(下記参照)の開発部係長。 華麗なる独身貴族。ディーニャ(下記参照)の 開発担当のひとり。 酒と温泉があれば幸せ。 ディーニャ(D-Nya)(T-TAK) 「森に住む猫」をイメージし、東杜田技研にて試作された旅サポートMMS。 好き:酒 嫌い:たいくつ 属性:ワガママお嬢 ちっちゃい物研とは ちっちゃい物研とは通称名であり、正式には 「(株)東杜田技研・小型機械技術研究製作部」 という大変に長ったらしい名前。KHINIグループの研究開発部門 が子会社化された会社で、従業員は50人程度。 なので、正職員でも「ちっちゃいもの研」と、名刺に入れる者が いるほど。基本的には医療分野を始めとした各種マイクロマシン の研究を行っているが、片手間に汎用の小型ロボットの研究開発 や改造・修理も請け負っている。 ここで勤務する「Dr.CTa」は医療分野が主な研究分野であるが、 ちっちゃい物研でも指折りのロボット愛好家で、また改造、特に 補修技術に関しては相当の評価がある。(その方面での論文を出 した実績もある程。) ちなみに久遠は、医療分野での絡みから、CTaとの交流を持って いる。(もっとも、先の通りCTaとは大学が同期でもあるのだが。) 久遠の依頼で沙羅、ヴェルナの治療(修復)を行った。また久遠の 神姫達の定期健診も、久遠の「腐れ縁」という立場を利用しタダで させられているらしい。 そのかわり、久遠の神姫に「食物消化-エネルギー変換機構」を搭載 させ実験台としている模様。 主要技術解説 食事機能(久遠・Dr.CTa所有の神姫に搭載されている機能) 食事機能は、Dr.CTaが自らの技術に関する論文を書くために行って いる研究(実証実験)のひとつ。 Dr.CTaは「食事により全エネルギーを賄う」方向と人間(オーナー) との「コミュニケーション手段としての食事」と捉える方向の、二つ のテーマで「食事機能の開発研究」を進めている。 最終目標は上記の2テーマを統合・実用化することであるが、まずは それぞれを「実用」レベルへ持っていくことが目標とか。 ようやく実証実験できるまでこぎ着けたようで、体よく転がり込んだ 久遠の武装神姫、また自らの神姫を用いデータ収集している。 前者の「エネルギー重視型」はCTaの所有する沙羅・ヴェルナに搭載、 味覚センサー等は簡易的な物とされいる。従って、「味音痴の大飯 食らい」とでも言うべき性格である。そのかわり、クレイドルでの 休養(充電)は、データ等のバックアップする間のみ必要なレベルに まで達しているらしい。 いっぽう、久遠の神姫達には後者のコミュニケーション型が搭載され ている。特に味覚を始めとしたセンサー類が充実しており、それぞれ の神姫達に「嗜好」が生じている。しかし、エネルギーの変換効率は あまり向上しておらず、食べたものをエネルギーに変換が『出来る』 程度。当然、食事のみで全エネルギー(電力)を賄う事は出来ず、 クレイドルでの休養は、通常のモデル通り必須である。 <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2699.html
7月15日の午後12時半くらいのこと 7月15日(金) 季節は、夏。 さんさんと大地に照りつける太陽が、ちょうど真上に差し掛かるかどうかな時間。外と隔てられた部屋の中の温度は、外とは比べ物にならないくらい涼しい。フルパワーで稼働中のエアコンは、ホントに動いているのかわからないくらい、静かに部屋を涼ませてくれている。 あぁ、科学の力ってすばらしい。 「はろーっ! 今日も素敵に引き込もってるねー!」 「……ノックぐらいしてよ、不法侵入」 ついでにいうと、チャイムすら聞こえなかった気がする。 私は今まで体を預けていたベッドに別れを告げ、侵入者を見た。 普段は背中までかかっている長い髪を、頭の上でまとめてポニーテールにし、さらにはタンクトップにハーフパンツという見事なまでのサマースタイル。それでも、外から来たせいか、額にじっとりと汗をかいている。背中には、ピンクの小振りなバッグ。 「ああ……この暑い夏にその冷たい視線と言葉! たまらない……」 「……変態?」 「冗談よ。やっぱ室内は涼しいわよねー」 侵入者である友人は、ころころと態度を変える。ホントに変な友人だ。 「今、あたしのこと変な友人とか考えたでしょ?」 「……別に」 そう言って、私はそっぽを向いた。なんで私の考えたことが分かったんだろう? 「今度はなんで考えたことが分かったんだって考えた」 「……読心術?」 「樹羽(みきは)が分かりやすすぎなのよ。付き合って2年のあたしじゃなくてもわかるわよ」 「…………」 そんなに顔に出てるだろうか? いや、考えるのはやめよう。それより、別のことが気になる。 「華凛、今日平日だよ?」 「創立記念日」 それだけ言うと、秋已華凛(あきのみかりん)は勝手に私の隣に腰かけ、バッグを放った。 つまり、『今日は高校が創立記念日で暇だから、遊びに来た』と言いたいらしい。 「ねぇねぇ、ゲーセン行ってみない? 久しぶりに!」 「……唐突」 「いいじゃん! 行こうよ~」 「というか、私初めて」 「あれ? そうだっけ? ま、いっか。ねぇ、一緒に……」 「But refuse」 「何それ?」 「だが断る」 「あ、そうなんだ。覚えとこ……じゃなくて!」 いちいち反応がオーバーで面白い友人だ。 「何で!? 楽しいよゲーセン!」 「行かない。あそこは不良の溜り場」 「ぶーぶー、偏見はんた~い! あそこは紳士の社交場なんだよ?」 「変態という名の紳士?」 「いや違うからっ!」 ホントに華凛は面白い。話していて楽しいから、華凛は付き合いやすい。 「最近、神姫のヴァーチャルバトル用の筐体が入ったんだよ! 興味ない? 神姫」 「ない」 「そうなの? あーあ、今日も樹羽の部屋でごろごろするだけかな~」 「…………」 私は無言で華凛の後ろに周りこみ、その豊かに育った胸部を鷲掴みにした。 「……ちょいや」 「わひゃっ!」 衣服を通して、ダイレクトに触感が指に伝わる。 ……いくら暑いからって、無しはマズイと思うな。 「そんな格好して行ったら、野獣たちのいい的」 私は手を放し、衣服の入ったクローゼットに手をかけた。このクローゼットを開けるのは何日ぶりだろう? 「だ、だからって、いきなり揉むことないでしょっ! 私だって、いろいろ心の準備が……」 妙な世界に入って身をくねらせている華凛は放っておき、私は夏物のワンピースに麦わら帽子を取り出した。 「あほなこと言ってないで、ちょっと部屋から出てて」 「ほぇ? なんでまた?」 「着替える」 私はそれだけ言って、今着ていたパジャマを脱ぎ捨てた。 「え? 行ってくれるの!?」 「このままだと、華凛が家に住み着きそうだから」 まあ実際のところ、ほんの1ミクロほどの興味はあるからだが。 「あたしは座敷わらし?」 「違うの?」 「違うわよっ!」 「ほら、早く出て」 私は華凛に背を向けた。いつもなら、このまま華凛はすぐに部屋を出てくれるのだが、今回は違った。 「……?」 背筋に冷たいものが走る。妙な感覚を覚えた次の瞬間、後ろから華凛がとびかかってきた。僅か――というかおもいっきり鼻息が荒い。 「ふっふっふ~、さっきのお返し♪」 そう言って指をわきわきさせる華凛。 「な、なにを……」 「そ~れ♪」 こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこ(以下略) 「ちょっ、あは、あはははははははははっ! だめっ、許しあはははははははははっ!」 「あたしの恨みは深いのよ~♪」 庭の木には、アブラゼミが呑気に鳴いていたとか、いなかったとか。 第一話の2へ トップへ戻る